北京からの賛同者が一番多い
この日には、「ウイグルのテロリストを支持するCNNはを中国から出て行け」と題した署名も掲示板サイトで始まった。呼びかけの内容は、
「1人の、普通の中国人では、大きなムーブメントを作り出すことはできない。皆さん、ここで署名してください。13億の中国人が一緒になって世界に心の声を届けよう」
といったもの。賛同者は急激に増えており、11月7日の18時時点で14万5000人近くが署名している。どの地域から投票されたかも分かるようになっており、一番多いのが北京で10.68%、山東省(8.28%)、江蘇省(7.18%)、広東省(7.17%)と続いている。
中国国際放送のウェブサイトは署名活動について報じる記事の中で、CNNが事件について「絶望の叫び」といったウイグル族に同情的な見出しで報じたことを指摘する一方、11月1日にロサンゼルス国際空港で起きた銃乱射では全く容疑者に同情しなかったと論じた。この「ダブルスタンダード」が中国人の怒りを買ったとみているようだ。
例えば記事では、ネット上のこんな声を紹介している。
「もし自動車が世界貿易センターに突っ込んで爆発したら、(米国人は)『テロは民主主義や自由に対して打撃を与えるのが目的だ』と言うだろう。似たようなことが中国で起きたら、君たちは『当然の結果だ』とでも言うのか」