「消費者庁ガイドラインを守るよう注意している」
優勝セール前から、値引き価格なのにもかかわらず、セールで割り引いたと誤解させるようなケースもあった。
ある有名メーカーの羽毛布団について、北海道の出店業者はセール前、2枚合わせのダブルサイズを「メーカー希望小売価格」15万7500円から値引いて、7万4800円と半額以下に表示していた。しかし、セール後も割引は変わらないにもかかわらず、楽天の検索サイト上では、「日本一大セール 半額以下アイテム」と分類され、セールで割り引いたような表示になっている。
楽天の広報部では、価格設定がおかしいとの声について、こう説明する。
「消費者庁のガイドラインに沿って、適切に販売するよう出店者の方々には日ごろからお願いしています。調査で違反が分かれば、強制的な契約解除といったように厳正に対処しています」
楽天自身がガイドラインを設けることについては、「われわれが決めることではありません」と言う。
抹茶シュークリームの価格設定については、「その店を調査して確認中ですので、現状ではコメントはないです」と答えた。iPhoneのケースについては、初めて聞いたという。
こんな煮え切らない状況の中で、消費者が自衛するにはどうしたらよいのか。ネット上では、Amazonや価格.comなどと比べてから買えばよいといった声が多かった。