マー君の来季メジャー行きはご破算か 三木谷が「オーナー病」にかかって残留を厳命?

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   プロ野球日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルス。巨人との最終戦にストッパーとして登板し胴上げ投手となった田中将大投手(25)は、これを置き土産にいよいよ来季から米メジャーリーグで活躍するはず、と見られていたが、なにやら雲行きがおかしくなってきた。楽天の三木谷浩史オーナー(48)が球団に対し田中投手の楽天残留を厳命した、のだという。

   専門家によれば、冷静沈着だったはずの三木谷オーナーの性格が変わったように野球にのめり込んでいる。田中投手の活躍に大感激している様子がうかがえ、強権を発動しても手元に置きたくなったようだ、というのだ。これはオーナーのファン向けのポーズなのか、それとも、これで田中投手が希望しているメジャー行きはなくなってしまうのだろうか。

巨人戦連投の理由は「置き土産」だった?

   今年のレギュラーシーズンで24勝無敗という大記録を打ち立てた田中投手は12年12月に初めて米大リーグ挑戦を公言した。球団側も田中投手と3年契約を結び、契約期間中であっても早ければ13年オフにポスティングシステム(入札制度)を利用して移籍となる可能性を語っていた。移籍するチームはヤンキース、レンジャーズ、ドジャースなど複数の名前が挙がっていて、その予想入札額が高騰し80億円とも100億円とも騒がれていた。

   スポーツジャーナリストの工藤健策さんによれば、2013年11月3日に行われた日本シリーズ第7戦、3対0とリードした9回表に前日に160球完投した田中投手が登板した。常識的にはありえないことだが、本人たっての願いということで星野仙一監督が許可した。

「田中投手はチームに貢献したい、というだけでなく、来年はメジャーに行ってしまうため、球団やファンに対する置き土産だったはず」

と工藤さんは分析している。それだけに三木谷オーナーが強権を発動し引き止めにかかっているとすれば田中投手は「約束が違っている」と思っているはずだ、という。

   工藤さんによれば、田中投手のメジャー移籍が進められたのは三木谷オーナーが公言している球団の黒字経営を存続させるため、田中投手をポスティングで「売り」に出そうとしたことと、メジャーで活躍したいという田中投手の思いが一致したため。昨年12月にはほぼ決まりかけ、移籍先となる球団の選定も始まっていたはずだ、という。それがなぜ三木谷オーナーは手のひらを返すようなことを始めたのか。

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