日本の自動車メーカーの中国での新車販売が急回復している。日産自動車の2013年10月の販売台数は前年同月に比べて2.3倍と大幅に増えて11万4700台、ホンダは7万5150台と3.1倍も増えた。11月4日に両社が発表した。ホンダは9月に全面刷新した「アコード」の投入が奏功した。
トヨタ自動車は80.6%増の8万2400台、8月に独自の環境技術「スカイアクティブ」を採用した現地生産の多目的スポーツ車(SUV)「CX‐5」を発売したマツダも88.2%増の1万7904台とした。
12年10月に尖閣諸島(沖縄県)をめぐる反日デモの影響で大幅に落ち込んだ反動もあるが、中国人の好みにあわせた新型車の投入が寄与しているとみられる。