AKBからプロレスラーまで感動の声
さらに、東北以外の人々からも、祝福のつぶやきが相次ぐ。
「日本一おめでとう! 感動をありがとう! 東北楽天ゴールデンイーグルス!」
とつぶやいたのは、元FUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤さんだ。田中将大投手とは親友で、3日、最後の登板の際には、田中投手の入場曲でもある同バンドの「あとひとつ」が、球場中で合唱された。作家の乙武洋匡さんも、その際の姿をこう描写する。
「最終回、ブルペンからマウンドへと向かう田中投手の姿に、早くもこみ上げてくるものが。昨日、160球も投げている投手のどこにあんな力が秘められているのだろう。あの鬼気迫るマウンドでの勇姿は、絶対に忘れない。気迫。気迫。気迫――楽天イーグルス、おめでとう!! 田中投手、ありがとう!!」
ほかにも、「ほんとに伝説やでぇ」とつぶやいたNON SYTLEの井上裕介さん、田中投手の妻・里田まいさんをプロデューサーとして育てたつんく♂さん、このほかにもロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、ヴィジュアル系バンド・シドのShinjiさん、声優の谷山紀章さんと、さまざまな業界の著名人たちが楽天の栄冠を称えている。
ライバル球団のファンたちも、さすがに今回は脱帽だ。熱烈な巨人ファンとして知られる糸井重里さんも、
「東北楽天ゴールデンイーグルス、日本一おめでとう! そして、悔しい。両方本当です。おめでとう」
と「おめでとう」の言葉を繰り返す。やはり巨人ファンのさまぁ~ず・三村マサカズさんや、ミュージシャン・DAIGOさん、プロレスラーの永田裕志さんも同様だ。阪神ファンとして有名なタレントの千秋さんも、
「東北楽天ゴールデンイーグルス日本一おめでとうございます!!! 泣くわ」
と涙する。地域、年齢、ジャンル、ひいきの球団の枠を越え、感動の輪が広がった。
また、SNH48の宮澤佐江さんが「楽天、優勝おめでとうございます!!! 11.3か。。。 深いです。凄いです」とつぶやいたのを始め、優勝を決めた「11.3」と震災があった「3.11」の類似に言及する人も少なくない。「3月11日 東北が大きな悲しみに包まれたあの日。 その逆の今日11月3日は東北が大きな喜びに包まれる日。おめでとう楽天!!!!」といった一般ユーザーらによるいくつかのツイートは、累計数万回もリツイートされている。