幹事長の記者会見では話題に出ないほど関心うすい
ただ、この話題に対するメディアからの関心はうすく、10月31日に30分にわたって行われた大畠章宏幹事長の定例会見では、1回も話題にのぼらなかった。
民主党は、これまでも公認作業をめぐる不手際を繰り返している。
05年には、前原誠司代表(当時)が「新陳代謝を進める」ことを目的に、公認基準として「新人60歳未満、前・元職65歳未満」をかかげたが、ベテランの反発で瞬く間に形骸化。ベテランを次々に公認した。
13年7月の参院選では、東京選挙区で鈴木寛氏と大河原雅子氏の2人を公認。早い段階から民主党の劣勢は明らかだったが、執行部は候補者の1本化に踏み切れず、公示のわずか数日前になって大河原氏の公認を取り消した。大河原氏は納得せずに無所属で出馬。分裂選挙の末に両氏とも落選して「共倒れ」になるという最悪の結果を招いた。