フジテレビ系の人気バラエティー番組「ほこ×たて」が放送終了することが、2013年11月1日に公式サイトで発表された。
10月20日に放送された「どんな物でも捕えるスナイパーVS絶対に捕らえられないラジコン」という企画で、出場者が「撮影で起こったことと放送内容があまりに異なる」などとする告発文をネット上に公開していたが、これについて「出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、対戦の運営に関する経緯は、大筋において事実であり、不適切な演出があったことが社内の調査で確認されました」と認めた。
さらに、12年10月21日放送の「どんな物でも捕える猿VS絶対に捕えられないラジコンカー」という企画では「不適切な演出と、動物に対する配慮に欠けた撮影が行われていたことが確認されました」とした。
「視聴者の皆様の期待と信頼を裏切る行為が確認された以上、真剣勝負を標榜している番組の継続は不可能と判断し、今後の『ほこ×たて』の放送終了を本日決定致しました」と、終了決定に至った理由を説明した。
なお、調査結果はBPOの放送倫理検証委員会に報告書として提出、再発防止を徹底するために社内制作セクションを横断した対策委員会の設置と識者を講師とした「コンプライアンス懇談会」も開くという。