山本議員問題、菅官房長官は「警備上問題なかった」

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記者会見に臨む菅義偉官房長官
記者会見に臨む菅義偉官房長官

   秋の園遊会で山本太郎参院議員が天皇陛下に手紙を手渡した問題で、菅義偉官房長官は2013年11月1日午後の会見で、警備上の問題はなかったとの見方を示した。議員の行動が天皇陛下に危害を加えるものではなかったというのが理由だ。

「今後の(天皇)陛下の警護の面からは大きな課題を残した」

との記者の指摘に答えた。

   菅官房長官は、山本議員の行動について

「招待された国会議員による行為であり、陛下に直接危害を加えるものではなかったことから、警察として特段の対応を取らなかったと聞いている。特に警備上も問題なかったと思う。いずれにせよ、今後は宮内庁とも緊密に連携を図りながら、陛下のご身辺の安全確保の万全を尽くしてもらうことを警察には期待したい」

と説明した。

   山本議員は議員当選前の11年7月、九州電力玄海原発の再稼働に反対して「知事出てこい」などとデモ隊を先導して佐賀県庁舎に侵入。京都市内の男性が建造物侵入や威力業務妨害などの容疑で山本氏を告発し佐賀地検が受理していたが、11年12月には嫌疑不十分で不起訴処分になっていた。

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