「iPhone5sのバッテリーに欠陥」とNYタイムズ報道 日本でも「Appleから交換の連絡あった」の声

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   一時は品薄になるほど人気の米アップルのスマートフォン「iPhone5s」一部に、製造上の不具合が見つかった。同製品の発売後からソフトウェアの不具合などが報告されているが、今回はバッテリーの欠陥というハードウェアに関する重大な問題だ。

   日本のツイッターでも「Appleから連絡がきた」などと、アップルから端末の交換を知らせる電話があったとの報告が出ている。

バッテリーの持続時間が短くなる

   2013年10月30日のニューヨークタイムズの記事によると、iPhone5sの一部端末に製造上の欠陥があり、バッテリーの充電時間や消耗時間についての問題が生じている。アップルの広報担当者は同紙に対して、「ごく一部のiPhone5s端末について、製造上の問題がありバッテリーの充電に長い時間がかかったり、バッテリー持続時間が短くなったりすることがわかった」と答えている。問題の端末を所有している顧客と連絡をとり、代替機を提供する予定だという。

   アップル側は欠陥のある端末のモデルや台数を明かしていないが、ニューヨーク・タイムズでは数千台と見ている。2013年10月31日18時現在、この件について正式なコメントを発表されていない。日本で流通している端末も当てはまるかは不明だが、

「最近話題のごく一部のiPhone5Sでバッテリーが減りやすくなる個体に当てはまったので、無償交換するよってお電話きたの」
「Appleから連絡がきた。 iPhone5sの不具合対象だから新品に交換すると。 うひょー」

とツイッターで報告するユーザーも現れた。

   iPhone5sのハードウェアに関しては、10月上旬から別の問題も指摘されていた。モーションセンサーに誤差があるとして、アップルのサポートコミュニティに苦情が殺到した。モーションセンサーにズレがあると端末を傾けて操作するアプリの使用時に不便で、レースゲームをプレイしてもまっすぐ車を進められない。

   iPhone 5sとiPhone 5、iPhone 4Sに同一バージョンのiOSを入った状態で比べても、iPhone 5sだけに不具合が生じているという実験結果が報告されており、ハードウェア由来の可能性が高いというわけだ。この件については、10月下旬のiOS7.0.3へのアップデートで対応が完了し、ユーザーからは「基板上の仕様変更をソフトで吸収したようだ」などとツイートされていた。

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