勉強ができる子供ほど字が汚く、東京大学の入試にトップクラスで合格する連中は読めないほどヒドイらしい――そんな噂がネット上に広がっている。
ネタ元は「いつやるか?今でしょ」で一躍有名になった東進ハイスクール専任講師の林修先生(48)。「東大特進コース」を担当し、答案用紙を採点しているうちにこうした事実を「発見」した、というのだが、果たして本当なのだろうか。
2番手のグループになるとノートを綺麗に作る
林先生は愛知県名古屋市出身で、東海高等学校から、東京大学に進学し法学部を卒業した。日本長期信用銀行など様々な職業を経験し、1992年から予備校講師を始めている。担当は現代文で、東大、京大を受験する生徒のカリスマ的存在。今やテレビにもひっぱりだこだ。
東進では現在「東大特進コース」を担当していて、そこで分かったことがあるのだという。2013年5月19日放送のTBS系「情熱大陸」では、林先生の多忙な生活と教育にかける情熱に迫った。その中で、全国屈指の進学校で大量の東大合格者を排出する、灘高等学校の生徒の答案を添削している最中にこんなことを語った。
「灘高校の連中はホント字が汚いでしょ。この子が典型で、ボク『灘文字』って呼んでいるんですけどね、ホントにね、ノートとか字が汚い生徒多いんですよ。本当のトップはノートもけっこう良く分からないのも多いし、2番手のグループになると、綺麗に作るんですよね」
つまり、「本当のトップ」は字が汚く、それよりワンランク下の生徒は字が綺麗だという傾向がある、ということらしい。先生によれば、ワンランク下の生徒でも東大に受かるけれども、本当のトップは「俺は何でもできる」「俺はこれ流だ!」などと自分の形を完璧に作ってしまうなど、くだらない拘りはない。こうしたことも字の汚さ、綺麗さに関係しているらしい。
東進の「東大特進コース」に参加し13年に東大を受験した灘高校生は77人で、うち62人が合格していて合格率は80.5%になっている。
ネットでは、「勉強ができる子供ほど字が汚いらしい」と話題になっていて、
「頭の回転に手がついていかないんだよ」
「ノートをキレイに書く奴は頭悪い。あれはメモ。教科書とメモの記憶から授業を復元して復習する」
「俺東大だけど字はまじで綺麗な自信あるぞ、って言おうと思ったら灘の二番手連中は字綺麗なのか。多分俺そいつらより頭悪いわ」
などといった意見がネットの掲示板やブログに出ている。果たして林先生の言っていることは本当なのだろうか。