バナメイエビ、プリプリの食感は日本人好み
一方、「バナメイエビ」はタイやマレーシア、インドネシアなどで養殖され、大量に輸入されている。それもあって、芝エビは町のスーパーマーケットでなかなか見つけられないが、バナメイエビは多くの店で売られている。2013年はタイなどで生産量が激減しているが、それでも芝エビよりは入手しやすいようだ。
生きているときは色が黒っぽいが、鮮度が落ちると白っぽくなってくる。味は淡泊だが、プリプリの食感は日本人好み。バナメイエビも、たとえば中華料理のチリソースとして提供されてしまえば、見た目は芝エビと遜色ないといえなくもない。
肝心の味の違いも、よくわからない。メニュー偽装が発覚したザ・リッツ・カールトン大阪の中華料理店「香桃」は、芝エビの代わりにバナメイエビを7年以上も前から使っていたが、「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良 2013」で一つ星を獲得していた。
もっとも、ミシュランが「香桃」を訪れたときに芝エビの料理を食べたかどうかは不明だが…