同じ質問でも「相手」が違えば机叩き激昂
「くまモンはくまモン」という揺るがぬ事実は置いておくにしても、くまモンのスケジュール帳は予定でびっしり埋まっている。忙しい日だと全国のあちこちに10件近い予定が入っており、「超人(熊)的」な仕事量をこなしている。いささか鋭すぎた皇后さまの質問は、こうした日ごろの人気ぶりを見てのことだろう。
ちなみに「一人」かどうか聞かれたのは今回が初めてではない。2011年には地元紙「熊本日日新聞」のキャラクター「ぷれすけ」に「際どい」質問をぶつけられ、むくれたことがあった。最初は快く回答していたくまモンだが、「中には、どんな人が入っているんですか?」と質問されると机を叩き、スケッチブックに「くまモンはくまモン!!ぷれすけは!!?」と殴り書く。ぷれすけが懲りずに「実は4~5体いるって聞きました。本当なの!?」と聞くと今度は「くまにち本社にでんわします」と書いて受話器を手に取るほどおかんむりだった。
しかし今回のお相手は天皇皇后両陛下とあり、場数を踏んできているくまモンでも「今までで一番緊張したモン」とコメントするほど。皇后さまから「おひとり質問」を受けた時には、蒲島県知事の弁解に合わせ、まるで「お察しを」とでも言うように深々と一礼をしていた。