自動車専門誌「カーグラフィック」の名誉編集長・小林彰太郎さんが2013年10月28日、肺性心のため死去した。83歳だった。
小林氏は1929年、ライオン歯磨・石鹸(現ライオン株式会社)の創業者一族のもとに生まれた。幼少期から自動車が好きで、62年に「カーグラフィック」を出版、初代編集長として日本を代表する自動車専門誌に育て上げた。
日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会委員長などを歴任したほか、20世紀で最も影響力のあった車に与えられた「カー・オブ・ザ・センチュリー」、イタリアのクラシックカーコンテスト「ヴィラ・デステ・コンクール・デレガンス」の審査員も務め、世界で活躍した。