「銃持って歩いてると怖い」「何で災害派遣なのにミリタリー?」
車内の会話は救助活動以外の話題にも及んだ。カメラスタッフが「まあこんなん言うと怒られるかもしれないですけど、ボランティアの方はちゃんと活動してるじゃないですか。で、自衛隊の人とか消防士の人が仕事してるじゃないですか。マスコミさんはカメラかついでないですね」とマスコミ批判を展開。山本氏は「何か待ってんねやろ、何か起こるまで。行方不明の人がわかったとか何かそういうトピックスを探してんねやろ」と呆れたように返した。
さらに山本氏が「今回の災害のことも、現地入ってみて色々感じるものあるけど、土砂とか運んでる若い自衛隊員とか見たらさ、この人らが戦場に行かされる日も来るのかとか思ったら怖なるよな。かなり幼い顔してたでみんな、色んな人おったけど」と自衛隊に言及すると、カメラスタッフは「すごい使命感を持ってやってるんでしょうね。人を救うという意味で」と言いつつ、いきなり「人を殺したいって言って自衛隊になってる人もいるんですかね」と突飛な話を始めた。
「アメリカってそういうので採用されることもあるそうで」とのことでこんな考えに及んだらしいが、山本氏は「底辺の兵士はあれなんちゃう。生活のためやったりこれで学校に行けるとか資格が取れるとか、生活できるっていう部分で兵士になる人も多いやろ。貧困層を兵士にさせるっていう流れがあるやん」と憶測を語った。カメラスタッフは「ま、手っ取り早いっすもんね。人殺してお金もらえるってのは」と悟ったようにつぶやいていた。
カメラスタッフは他にも「まあこういう災害派遣の活動されてる自衛隊の方々は頼もしく見えますね。銃持って歩いてると怖いですけど」「何でユニフォーム変えないんですかね?災害派遣なのにミリタリーで」と、自衛隊への愚痴のようなことをこぼしていた。