住宅地の駆除だけでは絶滅したりしない?
浜松市の生活衛生課では、J-CASTニュースの取材に対し、経費削減ではないのかという指摘については認め、「行財政改革でいろいろ見直しをしており、その一環ではあります」とした。
ただ、「個人の所有地にできたスズメバチの巣については、管理責任はその個人にあります」とも強調した。これまでは、市民サービスの一環として、市町村合併前に森林の多い地域で行っていた政策を引き継いでいたという。
また、生物多様性を守ることも、補助廃止を決めた理由の1つであると説明した。それは、スズメバチがいろんな虫を捕食しており、駆除しすぎれば、毛虫など農作物に被害を与える害虫も増えるといった悪影響があるということだとした。
もっとも、スズメバチは森林にも巣を作っており、住宅地で駆除しただけで絶滅したりしないのではとの指摘については、「それはそうかもしれません」と言っている。