2013年9月の国内建設受注額は、2兆4161億円で前年同月と比べて約2.1倍になった。日本建設業連合会が会員企業98社の受注額をまとめ、10月24日に発表した。9月の伸びとしては前回の増税前の1996年(68%増)を上回った。
9月末までに契約を結べば、引き渡しが14年4月以降でも消費税率が5%で済むため、駆け込みが発生した。なかでも、診療費や授業料など非課税の売り上げが大きい医療法人や学校法人が発注する工事が6倍強の8735億円と急拡大。老朽施設の改修や増築、耐震化といった計画を前倒ししたケースが多かったとみている。