地図のゼンリン、一転赤字 急ブレーキの原因はカーナビ凋落

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地図情報ビジネス、グーグルやヤフーは無視できない?

   国内でのカーナビ事業の伸び悩みもあって、ゼンリンは海外事業を加速している。関連会社のゼンリンデータコムは東南アジアで利用可能なスマホ向けナビゲーションアプリを開発。まずはインドネシア限定で投入し、2014年1月には東南アジア各国で使えるように情報を更新する予定。

   ゼンリンは2013年4月にインド支店を開設。6月にはシンガポールの企業向け地図情報会社を買収した。同社の地図データを、東南アジアやインドでのビジネスに生かしていく。

   とはいえ、なにしろスマホがカーナビの「代用」として使われる時代だ。IT企業との関係は無視できない。ゼンリンは、グーグルやヤフーなどに地図データを提供している。

   一方、グーグルは13年6月、カーナビ向けアプリで経路探索や事故・渋滞情報を提供する技術をもつイスラエルの新興企業を買収。地図情報ビジネスでの優位性をさらに強め、さまざまな展開を図ろうとしている。

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