台風2つに「寒冷型低気圧」で未曾有の気象状況 日本列島どこで集中豪雨が起きてもおかしくない、との分析も

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気象庁は「3つの渦が重なる、は全く無意味なこと」

   気象庁に話を聞いてみたところ担当者は、台風の進路、台風の影響を受ける地域、雨の量などを事前に特定することは極めて難しく、気象庁では台風の進路や影響が出る地域を示す「台風予報円」を表示する場合は様々な可能性を加味して大きな円にしている、という。今回は27号と28号、「寒冷渦」の三つ巴と言われているが、

「台風の現在の進路からその先に線を引き、3つの渦が重なるという予報士もいるかもしれませんが、それは全く無意味なことです。台風の進路はいくらでも変わりますし、3つの渦があってもそれぞれ距離を置いて進むのが一般的です。そのため気象庁が逐次報告している台風情報に注目していただき、安全の確保に努めていただきたいと思います」

ということだった。

   気象庁が13年10月23日16時55分に発表した台風情報によれば、強い台風の27号は23日16時に南大東島の南南西約180キロにあり1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいて、24日にかけ大東島地方に接近する見込みとなっている。中心の気圧は955ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルとのこと。また26日15時までの台風の進路予想図も発表され、27号は日本の太平洋海岸沿いを進み、25日15時には九州に上陸する可能性がある。台風28号は東にそれ、日本上陸はないようだ。

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