薄型テレビの2013年9月の国内出荷台数は48万7000台で、前年同月と比べて14.2%増えた。電子情報技術産業協会(JEITA)が10月21日に発表した。前年を上回ったのは、地上波デジタル移行による買い替えが多かった2011年7月以来、2年2か月ぶり。
高画質の「4Kテレビ」がけん引。37型以上の大型テレビの出荷台数が37.7%増の17万2000台と大幅に伸びた。小型テレビの出荷台数も0.8%増と前年比プラスになった。薄型テレビが大半を占める「映像機器」の出荷額は4.1%増の635億円だった。
JEITAは「景気の回復傾向もあり、地デジ移行時の需要先食いによる落ち込みに歯止めがかかってきた」とみている。