自動車は大賞受賞の常連
2013年度は約3400件の中から66人の審査委員が審査に当たり、794社の1212件がグッドデザイン賞に輝いた。グッドデザイン・ベスト100、グッドデザイン大賞の候補10件は、この中からさらに選ばれた優秀作品だ。グッドデザイン賞は工業製品など商品だけでなく、建築、プロジェクトなど幅広い領域から選ばれるのが特徴だ。日本デザイン振興会は「外見の印象だけでなく、使い勝手や環境への配慮、社会への提案力など、今日求められるさまざまな観点から審査を行っている」という。
過去のグッドデザイン大賞は、2012年がNHKのテレビ番組「デザインあ」、2011年がホンダの「カーナビゲーションによる情報提供サービス」、2009年がJR北海道の岩見沢駅複合駅舎などバラエティーに富んでいる。中でも日本を代表する工業製品である自動車は、2008年のトヨタ自動車「iQ」、2006年の三菱自動車「i(アイ)」、2003年のトヨタ「プリウス」など、大賞受賞の常連だ。
今回受賞のグッドデザイン賞は日本デザイン振興会のウェブサイトで作品やデザイナーが公開されている。大賞の決定は、10月30日から東京ミッドタウンで始まる「グッドデザインエキシビション2013」で。来場者の投票結果も反映されるという。