Facebook側にも致し方ない理由がある
Facebookではアカウント停止について、「Facebookから警告(複数回を含む)を受けたにもかかわらず、禁止されている行為が続いた」「嫌がらせ、広告、宣伝、出会い、その他の不適切な行為を目的として、他のユーザーに一方的に接触した」「虚偽の名前を使用した」「人物や団体などになりすました」「Facebookの規約に違反したコンテンツを投稿した」いずれかの場合に執行するとしている。
アカウント停止が何らかの間違いという時は、メールアドレス、アカウントに登録している氏名、生年月日と必要な情報をフォームに記入して送信する必要がある。杉原さんはこの情報の提出を求められたが、対応が少し遅れたために停止されてしまったと推測される。
ITジャーナリストの井上トシユキさんによると、有名人のアカウントが強制的に停止される例はやはり珍しいそうだ。停止理由としては、なりすましアカウントが多すぎたことや、なりすましアカウントが風紀を乱すようなことをFacebook上で行っていた可能性が考えられるという。
なりすましアカウントが多いと、有名人が「Facebook離れ」してしまい、それがニュースとなって広まる。一般ユーザーからのイメージも悪くなって利用者が減り、広告収入が減る、という悪循環を防ぐためにも、Facebookは従来よりなりすましアカウントに対して厳しい管理をしなければならない局面に立っているという。真っ当に利用していた杉原さんはかわいそうだが、Facebook側にも致し方ない理由がある、とのことだった。