ホリエモンは果たしてどう見た?
内容も挑戦的だ。ホリエモン――ならぬ鮎川は出所と同時に、自らをバッシングした新聞や雑誌を、名誉毀損として次々と訴え始める。ブロガーや、自分をモデルにしたと見られる漫画までもだ。堺さん演じる変人だがやり手の弁護士・古美門研介は、漫画家側の弁護人として、法廷で鮎川と直接対決することになる。
そう、すでにドラマの中で、特定の人物をモデルにした作品が「名誉毀損」に当たるのかどうかが争われているのだ。そして作中では最終的に、古美門が「漫画では鮎川(をモデルにした人物)が、実に魅力的に描かれている」ということを理由に、名誉毀損の訴えを粉砕している。なおドラマでの鮎川は、敵役ではあるがかなり「魅力的」で、しかも「実はいいやつ」だ。
この巧妙な作り、そのうえ局が「遺恨」のあるフジとあって、視聴者からは喝采が相次いだ。視聴率も関東地区で関東16.8%、関西では21.9%と、前話に続きかなりの好調だ。
となると気になるのは堀江さんご本人の感想だが、こちらはツイッターで「これをフジTVでやったことに軽い衝撃が…」という別のユーザーの発言をRTしているのみで、気づいてはいるらしいが言及はしていない。