「801」は、腐女子用語の「やおい」の言い換え
「怪人801面相」はグリコ森永事件の「かい人21面相」のもじりと見られ、文面も関西弁で同事件の声明文を模したものだ。「801」は、腐女子用語の「やおい」の言い換えとしてよく使われる。「801面相」は最初に脅迫事件を起こした「喪服の死神」とは別人を名乗るが、特徴的な罵倒語など共通点も多い。「黒報隊」は朝日新聞襲撃事件の「赤報隊」と見られ、ネットでは「犯人はある程度年齢が上の人物では」との見方もある。
ITジャーナリストの井上トシユキさんは一連の書き込みについて、「漫画家などへのネット上での『粘着』行為は、過去に実際なんらかの形で接触があった人物が行っているケースも少なくない。ただ、『喪服の死神』や『怪人801面相』といった名乗りを見ると、犯人の『妄想』が強いのではないか、という印象も受ける」と語る。
脅迫状が届いたセブン‐イレブンなどによれば、現時点では製品から不審物は発見されていないという。ただ、今後の取り扱いについては、警察との相談の上決めるとしており、「再登場」がいつになるかは不透明な状況だ。