「僕個人の財産を残す事は考えていません」
「虫が良すぎる」「自腹は嫌なのか」「親父の葬式代も他人に出させる気なの?」といった疑問だ。
これに対し、斎藤ヤスカさんは、ツイッターなどで対応に追われ、自らも捜索費用を負担するとして、「僕個人の財産を残す事は考えていません」などと説明した。ヤスカさんは、芸能プロダクションの代表を務めているが、貯金や財産はなく、ヘリを飛ばすお金もないと理解を求めている。
社会復帰への支援金とは、父親の茂勝さんがけがをした場合の手当てを指すとし、葬儀及び追悼に使うとしたのは、募金が余ったときに均等に返すのが難しいからだとした。
さらに、捜索のための募金が過度に集まることを防ぐために、募金を停止したことを明らかにした。
また、警察から自らの芸能プロに対し、捜索の詳細は公表しないなど情報取扱の指導を受けたことも明かした。「なりすましや、詐欺の的にならない事、また、募金を集める際の使用目的の明示などが、指導内容でした」とも言っている。そのうえで、ブログでは、「私が起こした行動で、混乱を招いた事、また、私の判断ミスで、ご不安、ご心配をおかけした事をお詫び申し上げます」と謝罪している。
ヤスカさんは警察から注意を受け、募金呼びかけを中止したと一部で報じられたが、南魚沼署の副署長は、取材に対し、ヤスカさんに注意したり、指導したりしたことを否定した。
「警察が家族に説明したことをブログなどで公表するのはどうかと思い、こと細かに話を載せるのは止めてほしいと要望しただけです。捜索する民間人の話も絡んでおり、金額など何でも載せるのはいかがなものかということです」
募金呼びかけについて警察がコメントしたことはなく、ヤスカさんが独自に解釈して言っているだけではないかとしている。
茂勝さんは2013年10月15日夕現在、依然として安否が不明のままだ。