「今となっては『日本で最も憎まれる都市』になってしまった」
設置後については、
「メールが1000通来た。韓国と日本の両方から来た。韓国からは感謝の言葉、日本からは『よくそんなことができるものだ』と」
「住民からは2~3通来ただけ」
と住民不在を嘆き、像の設置を阻止できなかったことを後悔している様子だった。
「私は日本人が好きだが、我々は、今となっては『日本で最も憎まれる都市』になってしまったと受け止めており、非常に遺憾に思っている」
「この論争が始まったのは残念だ」
像そのものについても
「誰が見に行くか分からないし、自分もまだ見ていない。どの程度の人が維持に手間をかけるかも分からない。想像するに、韓国人が年に1回程度式典を行う程度なのではないか」
と距離を置く考えだが、いわゆる慰安婦問題そのものについては、
「(日韓双方に)多くの真実はあるだろうし、ある程度の真実でないこともあるだろう」
と、直接の評価は避けた。
一連の発言を朝鮮日報やソウル新聞などの韓国メディアは10月12日になって「波紋を広げている」と報じている。特に朝鮮日報は、
「市議会は、市長発言は議会の議決権を正面から否定しており、弾劾事由に該当するとの立場」
と指摘。
「来週開かれる市議会の会合で、この問題に正式に対処するだろう」
という市関係者の声も伝えており、市長が今回の発言をきっかけに政治的に追い込まれると見立てているようだ。