人気アイドルグループ「KAT-TUN」メンバーの田中聖さん(27)が度重なるルール違反を理由に所属するジャニーズ事務所から契約を解除された問題で、田中さん以外の残るメンバー4人が初めてそろってテレビ出演し、「急に混乱を与えてしまって申し訳なく思っています」などと陳謝した。
メンバーは「もしかしたら出来ることがあったんじゃないか」「悲しいというのはあるが、(田中さんに対する)怒りもあった」と困惑を隠さなかった。
「何か、もしかしたら出来ることがあったんじゃないか」
メンバー4人は、2013年10月13日朝に日本テレビで放送された情報番組「シューイチ」にVTRで出演。冒頭、同番組のレギュラーメンバーでもある中丸雄一さん(30)が
「急に混乱を与えてしまって申し訳なく思っています」
と述べた。亀梨和也さん(27)によると、何度も話し合いが持たれたというが、結局は契約解除に至ってしまったといい
「結果的にこういう形になってしまったということは本当に残念な気持ちと、もっともっと何か、もしかしたら出来ることがあったんじゃないかという後悔と…、複雑な思い」
と悔しさをにじませた。
VTRでは、12月30日と31日に京セラドームで年越しライブが開かれることや、「ライブとは違う形で(ファンと)触れ合えることをしたい」と新たな計画も明かされた。
上田竜也さん(30)は
「4人なら出来ることを、僕たち自身がそれぞれ考えて、皆さんの前に出るときには最高のものを提示したいと思う」
と、4人の活動に向けて気持ちを切り替えたい考えを示した。田口淳之介さん(27)も同様だ。
「僕ら自身も、まだ戸惑いの中で、前に進んでいこうという気持ちで本当に前進していきたいと思っている」
「田中に向けて『ちょっとよろしくないのではないか』と再三言ってきた」
VTR終了後、中丸さんはスタジオから改めてコメント。田中さんに対する「怒り」も口にした。
「僕らも本当に混乱しましたね。ただ、それ(契約解除)までにいく経緯にあたって、いくつか事務所から警告があったのも事実。それがあるたびに、メンバーが知っている範囲では、田中に向けて『ちょっとよろしくないのではないか』と再三言ってきたので、本当にその点については残念」
「悲しいというのは強いですけど、怒りとかもありましたね、やっぱり。こうなる可能性があったというのは本人も分かっていたはずなんですよね。だから『なんでそういうリスクを冒してまでプライベートを優先したんだ』と。そういう気持ちも本人に伝えたし…」
「KAT-TUN」のメンバーが脱退するのは、2010年の赤西仁さん(29)に続いて2回目。この点についても、中丸さんは
「6人だったものが1人抜けて、こういう経験を1回しているので、同じ経験をしてしまったということでもある。本当に残念」
「6人から5人になった時もそうだが、そのメンバーの穴を埋めるのは無理。その人以上にはなれない。今後は4人の長所となるものをゆっくり見つけながらやっていきたい」
と無念さを隠さなかった。