東京都に地盤を置く東京都民銀行と八千代銀行が経営統合で基本合意した。2013年10月10日に発表した。2014年10月をメドに共同で持ち株会社を設立し、両行はその傘下に入る。近く統合準備委員会を立ち上げ、来春の最終合意を目指す。預金量4兆4000億円の地銀グループが誕生する。
持ち株会社の名称や人事、株式交換比率などの詳細な条件は今後詰める。
地銀は資金需要の減少や金利競争で収益が低迷しており、経営状況は厳しい。なかでも、東京はメガバンクや他の地銀大手に囲まれた超激戦区。単独で生き残りに、なかなか将来像が描けないでいた。両行の経営が安定しているうちに統合に踏み切ることで、より強い経営基盤を築いていく。