「本当の腐女子なら『黒執事』実写化に落胆してるはず」
「ここでいうキラキラ腐女子が『腐女子』ではないのは言うまでもないですが、もはやアニメ、マンガ好きですらないのではないかと。今、世の中的にアニメ&マンガブームなので、それにのっかってるだけの人という印象ですね。『あたし、アニメとか、実は好きなんだけどやばくな~い?』『わかるわかる~やば~い!』みたいな」と話すのは、腐女子歴9年の都内大学生(22)だ。
彼氏とイベントへ行くことも「ありえないですね」とばっさり。アニメ友達の女の子と一緒にはしゃぐほうが楽しいし、彼氏がいる場合でも腐女子だとカミングアウトしている人はさすがに少ないのではないか、というのが理由だ。ファッションの項目も「腐女子を悟られないためにある程度の見た目にはしますが」と前置きするが、基本的にオタク活動にお金を使うため、洋服やメイクにはあまりお金をかけない人が多いという。「水嶋ヒロの『黒執事』に期待」も、「本当の腐女子なら(実写化に)落胆した人が多いはずです(笑)」と苦笑いだった。
メンノンに限らず「腐女子」への誤解は以前から蔓延している。インターネット上でも「アニメオタクなだけなのに、腐女子って言われて困っている」というような悩みが散見される。昨年5月には、女優・北川景子さんが「腐女子への第一歩を踏み出しました」と雑誌インタビューで告白したが、これは宝塚歌劇に熱を上げていることからの発言であり、これも一種の誤解だったようだ。