「車外の安全なところで待つのが基本」
自動車連盟(JAF)の「クルマ何でも質問箱」によると、高速道路での事故対応は、一般に(1)ハザードランプを点けて路肩にクルマを寄せる(2)燃料漏れがないことを確認のうえ発炎筒を炊き、三角停止表示板をクルマの50メートルほど後ろに置く(3)ガードレールの外側に避難して、非常電話か携帯電話で通報する――のが手順。
しかし、カーブなどでは、後続車は前を走るクルマは見えづらい。また、中央分離帯近くの追い越し車線で事故を起こした場合は、3車線の道路だと路肩まで約7メートルの距離があるので、車外に出ることは危険きわまりない。
そうなると発炎筒を炊いたり、三角停止表示板を置いたりすることさえ、危険な行為といえなくもない。
インターネット上では路肩に避難するのが危険な場合は、車内から出ずにクルマの後方に向けて窓から発炎筒を投げて車内で待機する。また後続車に知らせるため、クラクションを鳴らし続けるなどの対処方法があげられていたが、日本自動車連盟(JAF)は「とにかく、車外の安全なところで待つようにすることが基本です」というが、対応の具体策となると超難問のようだ。