中継解説者「最低ですよここのスタッフ」
さらに、大会の運営を疑問視する向きもある。2010年の開始当初から、サーキットが未完成で、宿泊施設が足りないなどの不手際が目立った。今大会でも炎上したマシンを放置したあげく、F1で主流の二酸化炭素消火器ではなく、エンジンギアボックスにダメージを与える粉末消火器で消火するなど、中継解説者の森脇基恭氏を「最低ですよここのスタッフ」と激怒させる始末だ。
レッドブル所属のマーク・ウェバーは、スカイスポーツの取材に対して、韓国での開催に絡み、こうコメントしていた。
「クオリティを保つことは重要だと思う。イベントのクオリティを保つことも。韓国には誰もいない。クオリティの高いイベント、ドライバー、そしてチームが必要で、それを守っていかなければいけないのに」
こうしたこともあってか、韓国GPは存続も危ぶまれる自体となっている。大会誘致のために注いだ金額は3160億ウォンで、開催権は7年分を確保した。ところが、22レースが予定されている2014年シーズンについて現在のところ、登録は暫定扱いだ。また、F1最高責任者 バーニー・エクレストンと懇意な間柄にあるレッドブル所属のセバスチャン・ベッテルは6日、DPA通信の取材に対し「私たちがここに来るのは今回が最後だと聞いた」などと話したという。