NHKが「まとめサイト」の問題点を指摘 ネットで「その通り」「論点すりかえ」など盛り上がる

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   アルバイト従業員などが悪ふざけの写真をSNSに投稿する、いわゆる「バイトテロ」問題をNHKが特集した。炎上に至るまでのプロセスを紹介するなかで、「まとめサイト」の問題点を取り上げた。

   このところ広がりを見せている「まとめサイト」だが、テレビで正面から取り上げられるのは珍しい。ネットでは「まあ、事実だよなw」「投稿するやつが悪いんじゃね」「まとめサイトは悪」などと様々な意見が出て盛り上がっている。

義憤や広告収入のため、まとめサイト作成

   NHKは2013年10月5日、「週刊 ニュース深読み」で、「ネットへの悪ふざけの投稿 つぶやきが企業を滅ぼす?どう防ぐ"悪ふざけ投稿"」を放送、飲食店のアルバイト店員が調理室の冷蔵庫に入ったり、有名人の個人情報を無断でネット公開したりする問題を取り上げた。

   番組内では、「悪ふざけ」画像がSNSに投稿されてから拡散するプロセスや、投稿してしまう若者の心理など説明したほか、過去の悪ふざけが蒸し返されてしまう原因として、「まとめサイト」を紹介した。

   「まとめサイト」とは、ネットに散らばる情報をテーマごとにまとめるサイトのことで、個人・団体を問わず誰でも開設できる。ブログを利用して2ちゃんねるの書き込みを編集したものだけでなく、「NAVERまとめ」など企業が運営するプラットフォームもある。 最近では影響力を増していて、電通パブリックリレーションズの調査(9月6日公表)によると、SNSなどのシェア機能を利用して情報の「拡散」をする人のうち、およそ4人に1人は「まとめサイト」を情報源として使っているという。

   番組によると、「悪ふざけ」に対して、けしからんというレベルではなく「懲らしめてやろう」と義憤に駆られ、画像をまとめる人がいる。また、サイトの閲覧数に応じて広告料金が入る仕組みがあるため、注目を集めるネタとして画像を集めるブログもある。まとめサイトとSNSが組み合わさり、「悪ふざけ」画像が多くの人の目に触れ、飲食店に苦情が殺到し、閉店に追い込まれるケースもある、などと紹介した。

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