中国の望みは世界初の「無人機戦争」?
さらに9月30日の人民日報ウェブ版は、尖閣上空で近い将来「無人機同士の空戦」が起こる可能性まで指摘している。もし現実になれば「世界初」だ。党機関紙とあってさすがにその書きぶりは多少抑制的だが、洛陽晩報などは、「史上初の『無人機戦争』、中国の準備は万全か」と題して日中無人機戦争をシミュレート、中国側の無人機がグローバルホークなどに「完勝」していると結論付けた。その他のメディアでも、
「日本があおる『無人機大戦』」「挑発の果てに自滅する日本」(財訊)
「無人機を飛ばしまくれば、日本のF15は疲弊して廃棄処分」(環球時報)
といった見出しが並ぶ。そこには、まるで戦争を「期待」しているような節さえ見え隠れする。