「一日駐車1500円」のはずが8000円 コインパーキング、「あくどい商法」あの手この手

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   コインパーキングはリーズナブルで、とても便利という印象を持つ人が多いが、実は料金を巡るトラブルが急増している。

   とにかく看板に表示されている意味が分かりにくい。1日利用で1500円と書いているにも関わらず8000円もの高額請求をされたり、お釣りの出ない精算機を置いていたりするパーキングが存在するのだ。

500円硬貨を精算機に入れてもお釣りが出ない

   国民生活センターはコインパーキングの業界団体に表示を改善するよう要望したと、2013年10月3日に発表した。

   センターに寄せられた相談にはこんなものがある。

   コインパーキングの看板には「入庫当日最大1500円」と大きく書かれていた。昼前に駐車し、当日深夜に精算機に駐車番号を入力したところ8000円と表示が出たという。看板を確認したら「最大1500円」は平日のみで、休日は15分200円の計算だった。仕方なく1万円札で払おうとしたが精算機は1万円札が使用できなかった。

   「一日最大500円」と表示されたパーキングを5日間利用したところ、8700円請求された例もある。業者に苦情を言うと「入庫後1回のみ1日500円で、その後は1時間につき100円かかる」と説明された。

   「最大料金900円」「24時」と記載のあるパーキングに午後9時頃から翌日の午後6時半頃まで駐車したため、900円だと思っていたら3400円請求された。管理業者に問い合わせると、最大料金は入庫当日24時までで、24時を過ぎた場合には適用されない、と説明された。

   また、1日の上限料金が1000円のパーキングで、入庫時時間などが記載されているチケットを紛失したところ、「罰金として一律5000円を請求する。これはルールだ」などと言われた。

   他にも、200円の駐車料金に500円硬貨を投入したところ、お釣りが出なかった。管理業者に問い合わせたら「お釣りが出ないことを表示してあるので、お釣りは出せない」と言われた、などといったものがある。

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