産経新聞の投書が官房長官を動かす 官邸会見が「下向き」から「国民目線」に?

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安倍首相の会見でも「目線問題」は指摘されていた

   レイアウト変更の効果については、10月2日午後の会見では、

「どういう形になっているか、後でビデオを見てみたい」
「(投稿の)指摘が『そうだろうなぁ』と思い、(レイアウト変更を)試行的にさせてもらったが、常にこの会見は国民目線で行っていきたいと思う」

と述べていた。翌10月3日の会見でもレイアウトは変更されたままだったが、特にその効果について言及はなかった。少なくとも「悪くなった」ということはなく、ある程度の効果はあったとみているようだ。

   この「目線」問題、同じ会見場を利用する安倍晋三首相の会見でも指摘されており、10月1日に消費増税を発表した会見の様子を伝える記事のコメント欄には

「できれば安倍さん、テレビカメラの方を見ながら発言してほしかった。国民に直接説明をするのだという意味合いならばそうすべきだった。目線が、原稿を読むとき以外はだいたい首相の前に座っている新聞社やテレビ局の記者たちに向いていたから」

という意見があった。レイアウト変更で、今後は多少は改善される可能性もある。

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