1964年の東京五輪バレーボール女子で金メダルを獲得し、「東洋の魔女」と呼ばれた全日本チームの主将を務めた中村(旧姓:河西)昌枝さんが2013年10月3日死去した。80歳だった。
中村さんは山梨県出身で、中学でバレーを始め、1952年に日紡(現ユニチカ)に就職。62年のモスクワ世界選手権でも優勝を果たしている。
65年に引退後もバレーの普及・指導に携わり、2004年のアテネ五輪では全日本女子の団長を務め、08年に世界バレー殿堂入りした。
20年の東京五輪招致決定の際には「今度はオリンピックをこの目で見て、最大の声援を送るつもりです」とコメントしていた。