商品・サービスさらに多様化 薬局も併設、健康食品も…
品ぞろえもシニア向けに「変身中」だ。ファミリーマートはシニア向けの新ブランド「おとなコンビニ研究所」を立ち上げ、シニアに好まれる味やパッケージを徹底的に研究し、厳選素材でひと手間かけた「高級感」のある商品でシニア層を誘引している。
また、ここ数年ローソンでは店舗の立地に応じて、弁当やパン、飲料といった「定番」のコンビニ商品に加えて、生鮮食品や総菜、トイレットペーパーや洗剤といった日用品を大幅に強化。まるで小さなスーパーのような品ぞろえにした。
舌が肥えたシニア世代をつかむため、惣菜も和風のものを充実したり、また一品ずつ小分けして袋に詰めたりしているほか、カロリーや糖分、産地表示などにも気を遣い、きめ細かく対応している。
勢い、今後は健康食品やサプリメント、医薬品の販売も今後は大きなカギを握る。現在、ローソンはクオール薬局を併設した店舗を31か店展開。すでに銀行のATMサービスや住民票の写しなど証明書類の発行サービス、宅配便の受け取りに郵便ポストなどで消費者の来店機会を増やしている。「ワンストップ」サービスでシニア層に利便性を提供していく。