第2の「ふなっしー」狙えるか? 下積み「きたパン」、トップの「家康くん」に嫉妬

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「ふなっしー」にも下積み時代が

   「きたパン」は非公式ゆるキャラとしての苦しみを吐露しているが、今や大ヒットとなった千葉県船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」も、いきなり売れたわけではなく「下積み時代」を経験している。「ふなっしー」は、個人製作のキャラクターのため企業や団体の支援がなく、ひとりですべてこなしていた。

   2011年11月にツイッターで発信を開始して、船橋の梨の魅力を伝えるため2012年5月からPRイベントに参加するも、まったく相手にされず仕方なく近所の公園や観光地で撮影した動画をYouTubeに投稿していた。船橋市代表として「ゆるキャラサミット」に参加することや、市民祭りにも出ることが許されず、ゆるきゃらイベントに勝手に参戦するなどして、徐々に知名度を上げていった。

   こうした積み重ねが実を結び、2013年2月にテレビCMに出演したことで一気に知名度が上昇し、8月開催の日本百貨店協会主催「ご当地キャラ総選挙 2013」で1位に輝いた。DVDなどのふなっしー関連グッズも好調で、フジテレビ系「とくダネ!」(8月7日)の推計では売上は1億円を超えるという。

   「きたパン」は、第2の「ふなっしー」になることができるのか。ファンからの応援に対して「きたパンはきたパンのやり方でゆるくやっていきます」とツイッターで答えている。

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