第2の「ふなっしー」狙えるか? 下積み「きたパン」、トップの「家康くん」に嫉妬

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   全国から集まったキャラが競う「ゆるキャラグランプリ2013」の投票が行われる中、東京都北区の「非公式」ゆるキャラが、静岡県浜松市の公式キャラにツイッターで噛み付いた。広告代理店がバックについているなどと指摘し、自治体の規模による投票数への影響や、予算の大きさを羨んでいる。

「ちょっとだけ羨ましかっただけです!予算面とか!」

「ゆるキャラグランプリ」の「きたパン」投票ページ
「ゆるキャラグランプリ」の「きたパン」投票ページ

   東京都北区の「非公式」ゆるキャラは、「きたパン」という名で2013年4月1日から活動を開始した。カステラ型の直方体の体にパンダの顔が描かれ、本体から直接手足が伸びている。みんなの党・東京都議会議員おときた駿氏がプロデュースしたゆるキャラだ。6月の都議選で候補者だったころは、「きたパン」とともに駅頭に立っていた。

   カステラ型のボディは、おときた氏が東北支援のため現地でカステラを配った際の「誰もが笑顔になれた思い出」をベースに幸福の象徴として設計された。下半身は「赤羽に泣く子がいれば慰めに駆けつけ、田端に迷い子がいれば誰よりも早く親を見つけるため。サッカーなら絶対に負けない自信がある」という。

   投票を受け付けている「ゆるきゃらグランプリ」のサイトでは、「きたパン」の順位は10月1日18時現在1460キャラ中269位。1位の浜松市「家康くん」には圧倒的な差を付けられている。「きたパン」はこれに嫉妬したのか、ゆるキャラのイベントで目撃した「家康くん」について、

「改めて感じたけど家康パイセンはやっぱ圧倒的ですね...っ!警備がついてたり、アイドルともライブしてたりして、どうせバックに電通さんがいるんだろうなー いいなーきたパンもテレビ出たいなぁ...」

とツイッターでつぶやいた。

   さらに、他のユーザーの「ゆるキャラグランプリの上位に入っているキャラクターは、市町村の団体の組織票がしっかりしていると思うし、その結果による経済効果を期待していると思う」という発言をリツイートしたり、「出世大名家康くんの1位には何か裏で大きな力が働いている気がするんですがどう思いますか?」という質問に「働いてそうですね!」と答えたりした。

   地域の魅力をPRする「ゆるキャラ」の割に生々しい発言をしており、「ここ最近の発言が黒い」「人と比べちゃダメだよ」などと指摘されると、「ちょっとだけ羨ましかっただけです!予算面とか!」と心境を明かした。

姉妹サイト