女子高生は77日間「神社」に住んでいた? ネットでは「絶対に神隠しだ」と盛り上がる

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   2013年7月11日から行方不明になっていた、千葉県茂原市に住む高校三年生の女子生徒(17)が、9月26日昼に自宅から400m近く離れた神社の社で発見された。

   この2か月半で体重が半分ほどに減り、軽い脱水症状はあるが、怪我はないという。この間、水や食料、トイレなどはどうしていたのか、という疑問が残り、ネットでは「神隠しでは」と根拠のない噂話が取り沙汰されている。

社の周辺には水飲み場もトイレも店もなかった

   女子高生は高校から帰宅途中に忽然と姿を消した。自宅最寄りの駅の防犯カメラに姿が捕らえられたのが最後だった。親は2日後に警察に捜索願を出し、警察は8月7日に顔写真を公開して捜査を続けていた。女子高生の家族も近所にビラを配るなどして行方を捜した。

   発見されたのは77日ぶりの9月26日で、自宅から400メートルも離れていない神社にある社に、一人でいるところを発見された。27日のテレビのワイドショーは今回の「事件」を大きく取り上げた。

   女子高生を発見した男性(70)の証言によると、社に体育座りしていた女性が高校の制服姿だったためすぐに110番した。かなり痩せ、髪や制服の汚れは「ホームレス」を連想させた。救急車に運ばれる際には自力で立つことができたという。社内の広さは三畳ほどで南京錠が掛けられていたが、扉の下にある板を外して出入りしていた。

   女子高生に対し警察が「連れ去られたり、事件に巻き込まれたのか?」と聞くと首を横に振り、「ずっと社にいたのか?」「畑の野菜を食べていたのか?」には首を縦に振ったという。

   この日放送した読売テレビ系情報番組「ミヤネ屋」では、女子高生が潜んでいたという社に関する検証をしていた。ポイントとなったのは「本当にこの場所で77日間暮らせるのか?」「なぜ発見されなかったのか?」ということだった。

   近所に住む女性の証言として、この社の周辺には水飲み場もトイレもないし、食料を買いに行こうにも道路に出ないと自動販売機すらない、ということだった。一部の報道でミカンの皮が落ちていたため、畑から取ってきて食べたのではとの見方も出たが、実際にミカンの木を見てみると食べられる状況にはない、ということだった。いったい人は飲み食いしない場合はどれくらい生きられるのか。番組では防災アドバイザーの山村武彦さんの、

「暑さや雨などを凌げる場所ならば、水があれば50日は生きられる」

というコメントが紹介された。

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