対馬は江戸時代まで日本に無視されていた?
作者のイ・ウェンホ氏も東亜日報のインタビューで、
「対馬は元々韓国領で、日本は江戸時代までほとんど『無視』していたが、維新後の混乱に乗じて日本領に編入したのだ」
「古地図などでも対馬は韓国領と記載されており、李承晩元大統領も第2次大戦後繰り返し対馬返還を要求している」
「私の小説を通じて、対馬についての正しい歴史を知ってもらいたい」
と怪気炎を上げる。読者からは「この作品はフィクションだが、ぜひ現実になってほしい」と熱烈な感想が続々と寄せられているという。
対馬は「古事記」の国産み神話にも登場するなど、古くから日本の一部として認識されてきた。しかし韓国では近年「対馬は韓国のモノ」と称する主張が繰り返し浮上中だ。竹島問題で日本を牽制する目的があるとされ、韓国南部の馬山市(現・昌原市)が2005年に「対馬の日」条例を成立させたほか、国会の場にも議論が持ち出されている。