9月には小麦粉1850トン送る
それ以外にも食糧援助は行われているようだ。「インフォモンゴリア」など複数のモンゴルのニュースサイトによると、9月19日にモンゴル外務省が小麦粉1850トンを人道支援として北朝鮮に送ったと発表している。支援物資は農村地域、特に水害の被災地に向けて送られ、開城市の児童養護施設や幼稚園、平壌産院、モンゴル朝鮮友好協会などが受け取ったという。
米政府系ラジオ局の自由アジア放送(RFA)が報じたところによると、国連世界食糧計画(WFP)が北朝鮮に支援する食糧は、13年の5月と6月が3000トン、7月が2900トン、8月が2050トンと減少を続けている。そう考えると、モンゴルが支援している量は、ある程度まとまった量だとの見方もできる。
米中央情報局(CIA)のワールド・ファクトブックによると、モンゴルの1人あたりの国内総生産(GDP)は4900ドル(11年推計値)なのに対して北朝鮮は1800ドル(同)。3倍近い開きがある。