東京電力は2013年9月27日、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所6号機と7号機について、新しい規制基準への適合審査の申請を原子力規制委員会に提出したと発表した。東電の姉川尚史常務執行役が、原子力規制庁の担当者に申請書を手渡した。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けては、新潟県の泉田裕彦知事が9月26日に審査申請を条件付きで承認し、東電に伝えた。新潟県は、過酷事故時に放射性物質を大幅に減らして原子炉の格納容器内の気体を外に逃がすフィルター付きベント(排気)装置の使用について、事前に了解が必要なことを条件とした。
東電は2014年春の稼働を目指すが、原子力規制委員会の審査は少なくとも半年程度かかるとされる。