韓国版の独自記事では日本の原発問題扱う
ただ、この「嫌韓」戦略には眉をひそめる向きもあるようだ。かつて同誌の編集長を務めた竹田圭吾氏は9月26日未明、
「(売れるのかもしれないけど、品が無い表紙だなあ…)」
とツイート。ツイートされた時期からして、「品が無い表紙」が前出の10月1日号のことを指している可能性もある。
ニューズウィークは、韓国では「韓国版」が発売されており、最新号の特集は米国のシリアへの軍事攻撃をめぐるものだ。また、韓国版の独自記事として「原発が消えた夜」と題した記事を掲載。日本国内で唯一稼働を続けてきた関西電力大飯原発(福井県おおい町)4号機が定期検査のために停止する様子を紹介しながら、再稼働へのハードルの高さを解説している。当然ながら韓国版では、「反日韓国の妄想」という日本版での特集記事は見当たらない。