「あま界のカリスマ」と一躍英雄に
冒頭でのコメントはここで終わってしまったが、番組最後に行っている視聴者からのFAX紹介コーナーで、真相が明かされた。有働アナが「潮騒のメモリー」2番の歌詞「置いていくのねさよならも言わずに 再び会うための約束もしないで」を読み上げると、井ノ原が「(さよならは別れの言葉じゃなくて)再び逢うまでの遠い約束」という「セーラー服と機関銃」の一部を口ずさんだ。井ノ原さんは、以前から関連性に気付いていたという。ネット上でも以前から一部で指摘されていたが、多くの人に届くこととなった。
宮藤さんは楽曲について「約5分で書き上げた」とコメントしているものの、「セーラー服と機関銃」に関する真偽は分からない。だが「あまちゃん」には、さまざまな小ネタやオマージュが散りばめられていることから、井ノ原さんの指摘もあながち間違いでもなさそうだ。「セーラー服と機関銃」はTwitterでトレンド入りするほど話題になり、井ノ原さんは一躍英雄に。「いのっち凄いなぁ。気づかなかった」「イノッチ解説で、さらに感動倍増!」「朝あま(朝8時からの放送を見ること)してない人は、今いのっちがどんだけあま界でカリスマになってるか知らないだろう…」など賛辞が送られた。
日本中を虜にしている「あまちゃん」だが2013年9月28日、ついに最終回を迎える。早くもファンからは「あまちゃんロス症候群」におびえる声も聞こえる。続編への期待が高まっているが、宮藤さんは23日、「オファーはないですよ」「今段階で言えることはない。やりきったので」などと否定的なコメントをしている。