気象庁は2013年9月25日、熊本県・阿蘇山の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。
阿蘇山は9月23日夜から火山性地震の回数が増加し、25日にかけて非常に多い状態となっている。また25日に実施した現地調査では、火山ガスの二酸化硫黄の放出量が1日あたり1900トンで、前回19日の500トンと比べ多い状態になっているという。
気象庁は阿蘇市、南阿蘇村の火口から約1kmの範囲で、噴火に伴って飛散する大きな噴石への警戒と、風下側の降灰と小さな噴石への注意を呼びかけている。
噴火警戒レベルが引き上げられたのは、11年5月16日以来約2年4か月ぶり。