吉本興業はトラブル認め、光文社が交渉中と明かす
とすると、ラーメン二郎側は、書かれることをそもそも望んでいなかったため、「事後報告」に怒ったということなのか。それとも、もっと別の理由があるのだろうか。
しずる村上純さん所属のよしもとクリエイティブ・エージェンシーでは、取材に対し、ネット掲示板に書き込まれたトラブルの事実はあったと認めた。二郎側は弁護士を立てていることも認めた。光文社が本の出版前に二郎側に許諾を取り付けるはずだったのに、何らかの理由でそれができていなかったというのだ。
ただ、光文社が権利関係を担当しており、トラブルの詳細な内容については分からないとしている。
光文社新書の編集長は、取材に対し、純さんや担当編集者らが発売当日の朝に、ラーメン二郎三田本店へ本を持ってあいさつに行ったことは認めた。しかし、店主が怒っていたかなどについては、「先方もあることですので、コメントできません」と答えるに留まった。
ただ、本を出すことについては、事前に二郎側に話していたと説明した。今後については、「先方と話し合いになると思います。コミュニケーションを取りたいと考えています」と言っている。
一方、ラーメン二郎側は、三田本店に直接行って取材すると、「何も答えることはありません」とだけ話した。