「しかし、どうしようもない正論だな」
渡邊氏は以前から、たびたび働き方について独自の主張を展開しており、2013年1月21日付プレジデントオンラインの記事では、「人間が働くのは、お金を儲けるためではなく人間性を高めるためである」という信念や、ワタミグループは「額に汗しないで稼ぐお金はお金ではない」と定めていることを明かし、「ようは給料は払わないけど死ぬほど働けって事」「人間性が高くなりすぎると死ぬわけか」などの皮肉めいた反応がツイッターや2ちゃんねるで相次いでいた。
しかし、今回の25歳までで「取り返しのつかぬほどの大きな差」が付くという発言に対しては、ネットで賛同する意見も出ている。
ツイッターや2ちゃんねるでは、渡邊氏のメッセージを受けて
「あーでも、これは間違ってないわ」「これは事実。能力的な成長はするけど、根本的な意欲とかは20代前半までに固定される」「25歳というのは個人差があると思うが確かにそうかも・・・という気はする。この人は立身出世という面"は"成功者だから説得力はあると思う」「しかし、どうしようもない正論だな。25までにやるべきことをやらなかったやつ全員に対する死の宣告だ」
などと、発言そのものは正論とする意見が書き込まれている。
一方で、「言ってることは正しいがお前が言うな」という意見も根強い。ワタミが「ブラック企業大賞」を受賞したことや、入社2か月で社員が自殺し労災認定されていることなどに絡め、
「御社の『教育』制度に問題があるからそうなってるんじゃないの?」「そら25歳までにブラック企業の仕事に堪えられなくて自殺しちゃったら取り返し付かないよな」「よくこんなこと言えるなと思ったけど過労自殺したワタミ社員は26歳だった。だからこの数字になったか」
といった批判も出ている。