安倍晋三首相の妻昭恵さんが東京・日比谷公園で開催された「日韓交流おまつり」の開会セレモニーに出席し、これが波紋を広げている。
2013年9月21日、昭恵さんがイベントの様子をFacebookに投稿すると、賛否両論含めさまざまなコメントが書き込まれた。
「ビビンバ混ぜってなんですか?」「非常に不愉快」
「日韓交流おまつり」は両国の相互理解を目的にした文化交流イベントで、東京開催は今年で5年目を迎える。歴史問題を巡り日韓関係が冷え込む中、会場には多くの人が訪れ、伝統芸能やK-POPコンサート、韓国料理などを2日間にわたり楽しんだ。
昭恵さんは21日の開会セレモニーに出席し、高円宮妃久子さま、韓国のイビョンギ駐日大使らとともに壇上でビビンバ作りと鏡開きを行った。一部報道によると、本人の希望での参加だという。昭恵さんは正午過ぎに、さっそく式の写真をFacebook上に投稿した。
投稿には「勇気あるUPありがとうございます」「ご主人が公式に動けないところでの昭恵さんのお働き素晴らしいと思います」といった賛同コメントが付いた一方で、「日本国民として非常に不愉快です」「非情に不愉快なイベントです!竹島占領されてて何が交流だ!」「やめて下さい。鏡割りは日本の伝統ですが、いったいなんですか??ビビンバ混ぜって・・・、いい加減にして下さい」など批判的なコメントも寄せられた。
韓国ミュージカル鑑賞で批判集中した過去も
こうしたコメントを受け、昭恵さんは「高円宮久子様ご臨席のもと、開会式が開催されました。色々なご意見がおありだと思いますが、お隣の国ですので、仲良くしていきたいと思います」と再び投稿。批判を受けとめつつも、交流に積極的な姿勢を貫いた。23日現在では「いいね!」が1600件以上、コメントも100件以上ある。コメントの中には、賛同者に対して個人的に反論しているものもあり、2日経ってもなお尾を引いている。
昭恵さんといえば、かつて「冬のソナタ」にはまり、韓国語も猛勉強していたことで知られる。週刊誌「女性自身」(2012年10月2日発売)のインタビューでは「韓流ドラマは、最近見ていないですね。(略)韓国語を勉強したりもしていましたけど、今は全然していません」と明かしたが、今年5月には、Facebook上で韓国のミュージカルを鑑賞したと報告。批判的なコメントが集中すると、「真摯に受け止めます」とした上で、次のように回答していた。
「このミュージカルを観たことも載せないという選択肢もある中で、批判覚悟で載せました。どんなに甘いと批判されようが、すべての人や国と仲良くしたいというのが私の思いです。理想に向かっている私なりのアクションのひとつだとご理解ください」