シャープ、最大1665億円の増資 4~9月期の300億円の営業黒字

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   シャープは、最大1665億円の増資を2013年10月中に実施する。9月18日に発表した。最大1489億円を、一般投資家からの公募増資で調達するほか、第三者割当増資も実施。電動工具メーカーのマキタから約100億円、住宅設備大手のLIXILから約50億円、自動車部品大手のデンソーから約25億円の、合計約175億円の出資を受ける。

   公募増資で4億800万株、第三者割当増資で5021万8000株の新株を発行する。価格は10月上旬に決める。

   シャープの自己資本比率は、最近の経営不振で6%(6月末時点)まで下がっていたが、単純計算では今回の増資で13%程度に回復する見込み。

   また、シャープは2013年4~9月期の営業損益が300億円の黒字(前年同期は1688億円の赤字)を見込んでいることを発表した。従来予想の150億円から上方修正した。

   太陽電池やテレビ向け大型液晶パネル、白物家電や複写機の販売が好調だった。希望退職の実施など人件費削減を柱としたリストラ策も業績を押し上げたとみられる。

   連結最終損益は100億円の赤字(前年同期は3875億円の赤字)に引き上げた。従来予想は200億円の赤字。売上高は前年同期に比べて19%増の1兆3100億円に修正した。従来予想は1兆2700億円だった。

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