とくダネ!小倉「50年前は日常茶飯事。体罰の効果わかってる」
見た限りではひどい体罰だと思えるが、意外にも擁護の声は根強い。
生徒やOB、学校関係者とみられるツイッターユーザーはこんな意見を投稿している。
「浜松日体高校のバレー部は、熱心な監督であそこまでやってくれる監督です。それを知っていて覚悟があって上へ目指したいと思って入部したんです」
「実際この人はめっちゃいい先生。優しくて熱心でめっちゃいい人。先生のこと何も知らねーくせに動画あっぷして暴力反対とかうぜーんだよ」
「監督いいこといってんじゃん!『三年生をまた負けさせる気か?』っていってない?そんな後輩いたら先生怒るにきまってんだろ!真剣にやってるわけだから!」
YouTubeのコメント欄にも「スポーツなめんな…。こんなの当たり前」「親も子供もビンタされたからってすぐ体罰ってw自分が悪い事したんだから普通じゃないの?」「叩かれた本人は 気合を入れてもらった と言ってるらしいね 体罰だと思ってないみたいよ?だったら別に騒ぐ必要ないんでないの?」など、いくつか擁護の意見が書き込まれている。
9月18日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)でもこの問題が取り上げられたが、司会の小倉智昭さんは「今回のケースはやりすぎ、いきすぎだと思う」としながらも、「今から50年前は日常茶飯事だった。(小倉さんの高校は)運動部のうち3分の1~半分近くが日本一だった。ある意味(体罰の)効果というのをわかってるから、いまだに100%ダメだって言われると混乱する」と、「体罰は必要な場合もある」という考えを示した。
しかしこうした意見に対しては「オレだって部活やってたよ。でも本当にあれはムナクソわるい映像だった。先生のあの激の飛ばし方が『ふつう』なの?」「じゃあ体罰禁止の国の選手は、気合も入ってないし普通レベルにも達してないのか?」「体罰が強豪校をつくる的な発言をとくダネの小倉さんがしていたが、そんな考えの人がいるから、体罰がなくならないんですね」など反発の声が多数寄せられ、結果的に擁護によって体罰への世間の怒りが浮き彫りになっている。
ちなみにこの教諭は浜松日体高の男子バレー部顧問に1996年就任、2004年に静岡県高校選手権で初優勝、11年に東海高校総体で優勝、13年に県高校総体3位、東海高校総体8強という成績をおさめている。